2019 Feb トロント出張その1~ 寒かった・・・

3月に入り、春まじかといったところですが、業界的にはオークションシーズンに突入しています。1週間ほどトロントのNAFA(North American Fur Auction)に行ってきましたので、報告もかねて記事をアップしたいと思います。

トロントへは前回に続き、羽田からのエアカナダを使用しました。やっぱり、成田よりいろいろな意味で負担が少ないです。交通アクセスの面が大きいかなぁ。でも、トロントはフライト時間が長いのが辛い(汗)今回も庶民エコノミー12時間の旅。

久々に訪れたトロントにあるNAFAのオークションハウス。毛皮を展示、収納する大きな倉庫とオークションルームなどで構成されています。ダウンタウンからは少し遠く、ピアソン国際空港のそば。ショッピングするところは全くなく、仕事するにはとてもいい環境です(笑)

今回のミンクの出品枚数がおよそ350万枚。この原皮は、ミンクの生産者から脱脂をしたほぼ生皮です。性別、大きさ、色、グレードなど細かい分類をへて、100~200枚ぐらいでそれぞれに番号がつけられて、オークションで競られます。経験と知識がないとなかなか厳しい世界でもあります。

いつもはこんなに寒くないと思うのですが、3月に入っても雪がガンガン降っていたトロント。滞在中の最低気温が-12度くらいの日もあって建物に籠りッきりの日々。朝早く行って、日が暮れるまで検品チェックの日々。

今回宿泊したホテルまでは徒歩で10分程度といったところ。ただ、とにかく寒かったので徒歩圏でも送迎の車を使わないと出歩けない外気温でした。

NAFAでは、ミンクのほかに北米産の色々なファーの生皮を見ることができます。このカテゴリーはファーの部分を内側してに脱脂乾燥されるものも多く、パッと見わからないかもしれません。こちらは、尻尾の部分を見ていただけるとわかると思います。ラクーン(アライグマ)のShowLotです。

太鼓のように丸くなっているこちらの原皮はビーバー。ヌートリアなんかもこんな感じになっていることが多いです。ワイルド系(養殖でない)のファーは個体差が大きいので、1枚1枚毛質やカラー、ダメージを確認することがとても大事です。このほかに、オオカミ、クマ、キツネ、マーチンなど色々な種類の毛皮を見ることができます。ミンク専門の自分もたまに見ると色々新鮮で興味深いです。