紋別の冬の観光と言えば、オホーツク海の流氷~
そして流氷を楽しむなら一度は体験してみたい“ガリンコ号”
ふだん首都圏の催事でもお客様との話題に上るガリンコ号ですが、数十年ぶりに乗船する機会があったので、その乗船記をアップしたいと思います。
その前に、これから乗ってみたい!という方向けに予備知識的なことを書いてみます。
ちょっとファーや毛皮の話から脱線しますが、流氷やガリンコ号に興味がある!と思っている方の参考になればと思います。
1.いつ見れるか、ベストシーズンは?
流氷祭りが開催される2月第2週目ぐらいが、ひとつの目安だと思います。
ただ昨年ぐらいから流氷が港にまでびっしり接岸することもたびたびありますが、基本それはけっこう稀なケース。
シーズンでも流氷は沖合まで行って遠くにやっと見ることができる場合も多いです。
まじかで絶対見たい!方は、“紋シェア”(facebook)、”流氷なう”(Twitter) などのSNSでリアルタイムで接岸状況をチェック→ 接岸していたら羽田へGO!という行動力が必要。
(シーズンだと最近は航空券も混んでいるし値段も高いので、なかなか悩ましいところですが・・・)
ツアーなどで申し込む場合は、見れなくても天気が吹雪でなければOK、オホーツク海が見れればOKぐらいのおおらかな気持ちで出発日を待ちましょう。
2.冬の紋別から他エリア、観光地は?交通機関とか
紋別から移動するとなると、札幌などの有名都市や他の観光地はどこも遠く距離が離れています。
バスやレンタカーでの移動も可能ですが、冬で天候の影響を受ける可能性が高く、札幌に行くにしてもバスでの長時間の移動が必要となります。
冬の紋別の流氷観光は、欲張らずに羽田と紋別の往復を軸に短期集中型でプランを立てるのがオススメです。
3.チケットの買い方
ガリンコ号はシーズンになると、一日7便運航されています。
その時間にあわせて市内や空港からバスが出ていますので、現地で足のない方でも不安はありません。
個人の場合は、予約センターにあらかじめ電話して予約を確保したうえで、乗船直前にカウンターでチケットを買って乗船します。
あらかじめチケットを買いたいところですが、当日の流氷の有無でガリンコ号の料金が変わるので、このやり方になっているようです。
4.服装とか
ここ最近は寒暖差が大きいのですが、厚着をし過ぎて問題になることはありません。
東京のふだんの冬の装いだと明らかに寒いので、アウトドアショップ等でで手に入る保温性の高いインナーを全身で覆ったうえで、できる限りの厚着、重ね着をしていくことをおすすめします。
アウターはフードがついたものがあると便利かもしれません。
手袋は必需品(ニットは風を通すので避けたい)。
帽子(風で飛ばないようにしておく)カイロはあったほうがいいです。
靴はスニーカーなどの底が薄いものは、防水以前にかなり冷たく寒いのでNG。
せめて底が厚いハイカットブーツをはいていきましょう。
5.乗船の仕方、ポジションニングとか
チケットを買ったらすぐに乗船口に並びましょう。
並んだ順番に乗船できるので、列の先頭にいたほうが、自分の好きな場所で流氷を見れる確率が高くなります。
視界が広くてスクリューの見える船の先頭の甲板がいいですが、たぶん海外の団体客に占領されるでしょうから(–;;
手すりのあるデッキを死守します。
ここで、その場所を確保できなくても大丈夫。
むしろ寒さに自信のない方は、売店のある最下層客室の窓側席がいいと思います。
窓越しからじゅうぶん流氷が見えますし、暖かい飲み物を飲みながらゆったりと過ごすことできます。
基本外のデッキは極寒になることが多いので、必ず帰路中にデッキも空きます。
ガリンコ号が反転して左右の景色が変わったら、デッキに移動してタイミングを狙うのもよいと思います。
6.写真より動画がオススメ~
インスタなどで写真をアップしたい、みんなに見せたいと思う方も多いと思います。
センスの良い方なら、流氷の白と地平線、空だけでカッコいい写真がとれるかもしれませんが、
(むしろ写真のセンスを磨くには流氷はとてもいい素材かも・・・流氷の絵を描く画家の方はとても多いです)
しかし私を含めて一般人は、空と海のみの単調な写真になりがちです。
流氷単品だけではなく、晴天の場合は青い空、大きさの違う流氷、割れたガラスような流氷、穴のように見える海など要素に変化を入れたほうが面白い写真が撮れるような気がします。
オホーツク海の色は、まじかで見ると鉛色のような表現の難しい色なのですが、離れてみたり、写真を通してみると濃いコバルトブルーに映り、とても美しいです。
そして流氷に乗ったオオワシやアザラシなど動物と一緒に撮影できれば超ラッキーです。
ただ、それらの動物が見えてもかなり遠くにいることが多く、その場合は一眼の望遠ズームがあると便利かもしれません。
そこで、むしろ、写真よりスマフォの動画撮影をおススメします。
眼前の景色がどんどん変わっていくので、あとで好きなシーンを切り取ったりできます。
また、エンジンの音や氷を砕く音、海上の吹く風切り音なども入るので旅の良い記録になります。
自宅に帰ってから人に見せるには、写真より伝わるものが多いと思います。
7.最後に
以上、紋別の流氷観光でガリンコ号を乗船するときに、予備知識的に知っていても良いことを思いつつくままに書いてみました。
流氷はいつも気まぐれで、ちょっとした風向きや気温で遠ざかったり、近づいたり。
見たいと思っても何年チャレンジしても見れない方もいるし、初めて来たそのタイミングでばっちり体験できる方もいます。
書いている私も、ガリンコ乗船して目前で何度見たことあるかと聞かれれば、ほんの数回です。
もちろん流氷が見れなくても、おいしいカニやホタテなど新鮮な海鮮を楽しむこともできます。
スキーやスノーシューなどを楽しむこともできます(これ目当ててくる人はあんまりいないと思いますがね(笑)
この記事が冬の紋別観光にお役に立てれれば幸いです。
紋別の観光についてご質問などありましたら、デパートの催事中にお声をかけてください。
いつでも、ガリンコステーションのショップで皆様のお越しをお待ちしております。