暖かな春がやってきて、一般的にはファーの存在はちょっとずつに遠のいているかもしれません。
でも、業界的にはけっこう“熱い”時期。
世界各地で毛皮の原料(生皮)がオークションを通じて売買されているのが今。
規模は小さいのですが、開催されている原料系オークションが日本でもあります。
かつて日本でもミンクやキツネが養殖されていた時期があり、日本産の養殖毛皮が活発に取引されていた時代もありました。
実はその最後に残った1つのミンク生産者さんがいろいろあって、今年で廃業。
日本産のミンクは事実上なくなってしまいちょっと残念ではありましたが、個別に海外から輸入される材料が中心に今年もぶじオークションの開催となりました。
他には、セーブル、マーティン、リンクスやウィーゼルのプレートなど色々です。チベットラムなど長毛系の毛皮の出品も多かったです。アーミンやスカンクといった珍しいものも。
作る目線で言うとあれもこれも欲しくなったりするものですが、単に面白いとか安いとでは材料を選ばないようにしています。
しっかり品質が確保できているもの、作品としてイメージできるものだけを選ぶのが自分のやり方。
今回は、コペンハーゲン系のブラウンミンクとパロミノミンクを落札、仕入れることができました。
これから、秋に向けてこの材料を使った作品もいくつかご紹介できると思います!
楽しみにしていてください。