フィンジャガーミンクドッグ オペ完了~

K氏がミンクドッグを作り始めてから、もう10年以上といったところでしょうか。
その間、彼女の手から、巣立っていったわんちゃんは数知れないわけですが、修理で戻ってきた子がいました。
お手手からペレットが出てまい、オーナーさまから“手術”のご依頼を先日いただきました。

製作日誌を紐解くに、2008年製作なのでおよそ10年ぶりの再会!
白と黒のまだら模様のこのミンク、その色の配置が天然ゆえに面白いわけですが、それゆえに、姿、形、キャラクターで思い出しやすく、覚えていたりするもんです。

中の綿はやはり年月が経ちペションとなっていたので、新しいつぶつぶ綿とペレットを挿入。
少し多めに詰めたせいか来た時よりもふっくらとした姿に戻りました(^^

今回の“手術”、彼女なりに、思うところがあったようで、その当時のことをいろいろ思い出した模様。
その当時の制作環境や、どんなことを考えながら作ったとか・・・色々なことが蘇ってきて、とても懐かしい気持ちになったようでした。
このわんちゃんは彼女にとって10年前の大切な記憶、記録が入った玉手箱だったのかもしれません。
そして、あらためて自分の作品一つ一つに愛着をもって作り上げることが大切ということを感じた様です。