最近の業界的な話など~

無事、春の催事が終わりました~ ご来店くださった皆様ありがとうございました。

そして例年であれば・・・のはずなのに、今どの業界でもいろいろ大変なことになっていると思います。とくに毛皮の世界では、中国がメインプレーヤーだけにもう大変。

巨大さゆえに・・・・

日本人にはピンとこないですが、毛皮というのはとても、巨大な国際ビジネスなんです。
毛皮を養殖する生産者、養殖する機器、設備関連の会社、飼料を作る会社、倉庫会社、物流会社、オークション会社、鞣し会社、縫製、アパレルメーカー・・・
デンマークなどの北欧の国では、外貨獲得の輸出品目、雇用創出の面でとても重要な産業です。

そもそもなんで、日本人にはマイナーなイメージしかない毛皮がなぜ、巨大になっているのか?
それは、中国人(と韓国人)の存在。
彼らは、とにかく毛皮が好きです。
中国人がどんどん豊かになって、どんどん毛皮を買うというどこの業界でもある構図がここ20年ぐらい続いてきました。

そんな状況はいつまでも続かないのも世の常。リーマンショック後、そもそも供給過剰だった中で、特に品質の低いものは、値段が下がっても、買い手がつかない状態が多くなってきました。
売れ残りが増えても、どっかのビッグバイヤーがドンと買っているんだろうなとか思っていたけど、決してそんなことはなかった!
ミンク生産者がどんどん撤退していって、そしてついに北米のオークション会社の破産。
ここは、1670年から続いている北米で一番古いと言われている会社の源流なんです。
これがここ2.3年であった出来事。信じられないスピードです。

残されたヨーロッパでのオークションも・・・

そして残ったヘルシンキとコペンハーゲンの北欧のオークション。
今春から、北米産のミンクもここで競られる予定でした・・・
ところが、今回のコロナウイルスです。
毛皮を買ってもらうには、中国人に来てもらうしかありませんが、オークション開催国のEU域内でもウイルス感染が広がってきました。
フィンランドはそうでもなさそうですが、デンマークはここ数日で状況が一気に悪化してきたように見えます。
今日のリリースでは、コペンハーゲンも4月のオークションは開催します!と言っていますが、正直予断を許さない状況だと思います。

かつて、ミンク生産者だった私たちだから痛いほどよくわかります。
生産者として、一年かけて飼育して作ったミンクを販売できないのは、もう死活問題どころの騒ぎではありません。

伊勢丹立川店の北海道展は無事、開催されましたが、その後の伊勢丹浦和店の北海道展は中止に。その後の、4月、5月の各物産展も予定が大幅に延期、変更されているようです。
日本の国内でもいろいろな業界で、今回のウイルス感染で大きな影響を受けています。
一日も早く終息を祈るばかりです。